December 05, 2005
極夜を初体験
毎月積み立てをして、2〜3年に1度、一緒に
海外旅 行をする旅仲間がいます。
今回は、ぜひオーロラを見に行こう、ということで
ノルウェーの北極圏の町、
トロムソ という所に行ってきました。
帰りには、デンマークの コペンハーゲン にも
寄りました。
今週は、その時の体験記をつづります。
トロムソは、 「北欧のパリ」 とも呼ばれ、
北緯70度に位置する、人口6万人弱の北極圏
最大の町です。
メキシコ暖流の影響で、北極圏とはいえ意外と寒く
ありません。
1〜2℃でしたので、みんな普通の格好で歩いていました。
イヌイットのような服装を想像していましたが・・・
オーロラにはもちろん大感激でしたが、もしかしたらそれ以上に
不思議な体験だったのが、 "polar night" です。
日本語では「極夜(きょくや)」といいますが、
11月21日から2ヶ月間、太陽が地平線より上には昇ってこない時期が
続きます。
夏の白夜(night under the midnight sun)の反対ですね。
朝食の時間は、まだ真っ暗・・・
お昼頃をはさんでほんの数時間、曇天の日ほどの明るさにはなりますが、
午後2時ともなれば、相当暗くなってきて、3時頃にはもう真っ暗!!
上の写真は、午後2:25と、その1時間後に写したものです。
これは本当に変な感じです。うつ病にかかる人も多いのでは・・・?
それを防ぐためでしょうか、暗くても家に閉じこもったりせず、
街中を歩き回っている人が多いです。
男性も女性も美形が多くて、目の保養(?)にもなりました。
トロムソでは、どの家も窓辺を美しい灯りで飾り、お互いに楽しめる
ように心がけているようです。
ですから夜景(そして朝景&昼景?)が、本当に美しかったです。
また、北欧でキャンドルが発達した訳がよくわかりました。
朝になれば太陽が昇るという、日頃は当たり前に思っていることが、
どんなに感謝すべきことか、この旅で初めてわかったのでした。。。