April 10, 2006

アメリカの豆腐事情

 私が夏の数ヶ月を、夫の故郷アメリカで過ごすようになった頃、
 どうにも日本食が恋しくて、泣きたくなる日もありました。
 (インターナショナルスクール教師の夫は、何と夏休みが2ヶ月半も
  あるのです・・・!)

 その頃、ミネソタ州のド田舎の小さな町では、
 日本の食材は、ほとんど何も手に入りませんでしたから・・・
 
 けれどもある日、スーパーでみつけたのが、 "Mori-Nu Tofu" という
 真空パック入りの豆腐でした。
 まるで神様からの贈り物のように、本当にありがたく思いました。

 賞味期限を見ると、何と半年も先・・・冷蔵ケースではなく、
 普通の棚の上に乗せられていました。
 なんじゃこりゃ〜?とびっくりしたのを、よく覚えています。
 

 先日、私の知り合いの、ロサンゼルス在住の方からメールが届き、
 新しく出版プロデュースする本を送るから、ぜひ読んでね、
 と言われました。

 何とその本は、あの "Mori-Nu Tofu" を、その生涯をかけて、初めて
 アメリカに広めた方によって書かれたものでした!!
 
 日本食ブームの今では考えられないことですが、かつて豆腐は、
 “アメリカ人の嫌いな食べ物ナンバーワン”に選ばれてしまったことも
 あるそうです。
 
 豆腐を一般アメリカ人家庭の食卓にのせるために、著者はまさに寝食を
 忘れて、ひたすら走り回り、ついにその夢を実現したのです。
 
  ■ 『豆腐バカ 世界に挑む』−日本ビジネスの神髄がここに−
     雲田康夫著 光文社ペーパーバックス
     定価1000円(本体952円+税) http://snipurl.com/onfp

 
 これは、突然“アメリカで豆腐を売って来い”という辞令を受け、
 豆腐を売るために悪戦苦闘した、1人の日本人ビジネスマンの物語です。
 "Mr. Tofu" とまで呼ばれた著者の、20年におよぶ“豆腐人生”の
 すべてが、この一冊に込められています。
 
 奥様やお子さんを巻き込んでしまった苦労話まで、正直に・・・

 著者が、試行錯誤の末にたどり着いたその販売方法とは?
 その奇抜で驚くべきアイデアも、盛りだくさんに紹介しています。

 絶対にあきらめず、成功だけをイメージするそのひたむきさには、
 私たちも見習うことがいっぱいです。
 きっとあなたも、明日への勇気がわいてくることでしょう。

        詳細は⇒ http://www.kumoda.net
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Posted by eigo37 at 12:13Comments(2)TrackBack(1)