私が夏の数ヶ月を、夫の故郷アメリカで過ごすようになった頃、
どうにも日本食が恋しくて、泣きたくなる日もありました。
(インターナショナルスクール教師の夫は、何と夏休みが2ヶ月半も
あるのです・・・!)
その頃、ミネソタ州のド田舎の小さな町では、
日本の食材は、ほとんど何も手に入りませんでしたから・・・
けれどもある日、スーパーでみつけたのが、 "Mori-Nu Tofu" という
真空パック入りの豆腐でした。
まるで神様からの贈り物のように、本当にありがたく思いました。
賞味期限を見ると、何と半年も先・・・冷蔵ケースではなく、
普通の棚の上に乗せられていました。
なんじゃこりゃ〜?とびっくりしたのを、よく覚えています。
先日、私の知り合いの、ロサンゼルス在住の方からメールが届き、
新しく出版プロデュースする本を送るから、ぜひ読んでね、
と言われました。
何とその本は、あの "Mori-Nu Tofu" を、その生涯をかけて、初めて
アメリカに広めた方によって書かれたものでした!!
日本食ブームの今では考えられないことですが、かつて豆腐は、
“アメリカ人の嫌いな食べ物ナンバーワン”に選ばれてしまったことも
あるそうです。
豆腐を一般アメリカ人家庭の食卓にのせるために、著者はまさに寝食を
忘れて、ひたすら走り回り、ついにその夢を実現したのです。
■ 『豆腐バカ 世界に挑む』−日本ビジネスの神髄がここに−
雲田康夫著 光文社ペーパーバックス
定価1000円(本体952円+税) http://snipurl.com/onfp
これは、突然“アメリカで豆腐を売って来い”という辞令を受け、
豆腐を売るために悪戦苦闘した、1人の日本人ビジネスマンの物語です。
"Mr. Tofu" とまで呼ばれた著者の、20年におよぶ“豆腐人生”の
すべてが、この一冊に込められています。
奥様やお子さんを巻き込んでしまった苦労話まで、正直に・・・
著者が、試行錯誤の末にたどり着いたその販売方法とは?
その奇抜で驚くべきアイデアも、盛りだくさんに紹介しています。
絶対にあきらめず、成功だけをイメージするそのひたむきさには、
私たちも見習うことがいっぱいです。
きっとあなたも、明日への勇気がわいてくることでしょう。
詳細は⇒ http://www.kumoda.net/