英語で、 closet queen という語がありますが、
何のことかおわかりでしょうか。
答は、「隠れホモ」です。
差別語ですので、ご本人に面と向かって言ったら・・・殴られるかも。
closet (押入れ)は、「秘密ごと」を表し、 queen はqueer を表すと考えられます。
(queer とは、「風変わりな」「同性愛の」という意味です。)
同性愛が、いけないこと、秘密にすべきこと、と考えられていた昔と違って、
今では、あっけらかんと(または、散々迷った末?)公表してしまう人が
増えていますね。
ホモであることを公表することを、日本でも「カミングアウトする」と言いますが、
これも、
★ come out of the closet 「押入れから出てくる→秘密を公表する
(特に同性愛者であることを)」 が、元になっているようです。
なお、「ホモ」は homosexual の略で、日本ではいつも男性の同性愛者に
対して、使っていますが、本来は女性にも使う言葉です。
また、やはり closet を使った表現に、
★ a [the] skeleton in the closet [cupboard] 押入れ(食器棚)の中の骸骨
というものがあります。
これは、「他人には知られたくない家庭の秘密・事情」を表します。
ちょっとおもしろい表現ですね。